お聞きになったことがあるかもしれませんが・・・
旅人がある町を通りかかりました。そこでは何かが建設されているところで、現場には三人の石工が働いていました。
興味を持った旅人は三人に「何のためにこの仕事をしているのですか?」と尋ねました。
すると、一人目は「見りゃわかるだろ、生活のために石を積んでいるんだ。」と答えました。
二人目は手を休めずに「腕のいい職人になるために仕事をしている。」と答えました。
三人目は目を輝かせて「素晴らしい教会を建てるためです!」と答えました。
すると奥から四人目が出てきて「皆の心の拠り所を作っているのさ。」と言いました。
仕事における価値観の違いを描いた寓話ですが、歯科に置き換えてみるとどうでしょう。
患者さん 「何のためにこの仕事をしているのですか?」
一人目「生活のために歯を削っている。」
二人目「腕のいい歯科医になるために仕事をしている。」
三人目「患者さんに素晴らしい治療をするためです!」
四人目「患者様が一生にわたり健康で美味しく食事ができ最高の笑顔ができるように・・・」
常に目的を見失わないようにいたいものですね。