歯周組織再生療法

題名から漢字の羅列で興味が無い方や歯周病でお困りでない方には読んでいただけないことでしょう(*_*)
歯周再生療法とは?


歯周病は歯の周りがダメージを受け歯を喪失してしまう可能性がある病気です。歯周組織再生療法は破壊された歯周組織(骨や歯肉)を少しでも回復し歯の長期保存を目指す治療の事です。骨の無くなり方や位置に条件があり万能ではありませんが、適応を誤らずに手術を行い、成功すれば数年で抜歯になる運命だった歯を一生残すことが出来るかもしれない魅力的な治療です。

普通の歯周外科と何が違うのか。
歯周外科の目的は内部の感染源を目視下で除去し、歯周ポケットを浅くしていくことです。歯肉内部の細菌の棲み処を無くし、ブラッシングによる菌量の(プラーク)コントロールを可能にすることで長期安定が得られます。再生療法も目的はほぼ同じですが異なる点は、歯周組織を再生するためにいろいろなマテリアル(材料)を使用することです。(細かく言えば縫合の仕方なども違いますが。)
用いられるマテリアル
代表的な材料としてあげられるのがエムドゲインと呼ばれるジェルや人工骨(ある種のカルシウムやアパタイトの顆粒)、メンブレンと呼ばれる人工の膜などです。これらを症例により組み合わせて使います。昨年から歯周治療の勉強会に参加し、エムドゲインやメンブレンを使用した再生療法の修了証を歯周病の大家である伊藤 公一先生に頂けたましたので記念に載せておきます。歯周病でお困りの方は是非ご相談下さい。